
Klaus Müller 先生は、かつて Roche 社に所属し、後にスイスのバーゼル大学教授へ、そして 2009 年に退職した後も Roche 社のコンサルタントをしながらスイスの ETH Zurich で教育や研究に携わっています。このブログでも、オキセタンの創薬化学 や アミンの塩基性を予測する調整する などで Klaus Müller 先生の仕事を紹介させていただきました。
そんな Klaus Müller 先生の ETH での講義資料が Erick M. Carreira 研究室の HP で公開されていました。リンク先上段の "Privileged Structures: 7-Membered Heterocyclic Systems" もいいのですが、個人的には下段の "Property-Modulating Functional Groups" がオススメです。フッ素の、アミンの塩基性に与える影響、立体効果、コンホメーション効果、脂溶性に与える影響、相互作用、そしてスルホンについての講義です。ご興味ある方はどうぞ。
[追記] 講義資料を見ていただけばわかることですが、Klaus Müller 先生はフッ素の創薬化学にも注力されていて、2007 年の Sience 掲載の "Fluorine in pharmaceuticals: looking beyond intuition" や 2012 年出版の書籍 "Fluorine in Pharmaceutical and Medicinal Chemistry: From Biophysical Aspects to Clinical Applications" なども執筆されています。
[関連] 世界の講義資料で学ぶ有機化学 (気ままに有機化学)